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ホーム > 天野記念クリニック > 糖尿病の基礎知識 > 糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害①

糖尿病性神経障害は糖尿病患者における最も重大な合併症のひとつで、主に知覚神経と自律神経が障害されます。知覚神経障害は、四肢末端に知覚鈍麻、自発痛、しびれ感、灼熱感を示すことが多く、強い苦痛を与えることもあります。自律神経障害では、発汗異常、起立性低血圧、消化管の運動障害(便秘、下痢)、心臓神経の障害、瞳孔機能の障害、膀胱の機能障害、勃起障害などを起こし、しばしば日常生活を大きく損なわせます。

 

糖尿病性神経障害②

糖尿病神経障害に特異的な症状や検査は存在せず、診断基準も確率されていません。様々な神経症状と検査結果から総合的に診断する必要があります。スクリーニングに有用な検査は、腱反射、振動覚、モノフィラメントを用いたタッチテスト、心拍変動などの検査です。これらの検査を行うことにより神経障害の発症および伸展を早期かつ正確に診断することができます。

 

糖尿病性神経障害③

糖尿病神経障害の発症・進展に関与する危険因子として①血糖コントロールの不良、②糖尿病罹病期間、③高血圧、④喫煙、⑤飲酒、⑥高身長などがありますが、最も重要な因子は血糖コントロールの不良です。糖尿病神経障害の発症率は血糖コントロールの不良な患者ほど高く、その罹病率は糖尿病罹病期間の経過とともに増加します。血糖コントロールの改善が糖尿病神経障害の発症・進展を抑えるかどうかについては、様々な臨床研究からコントロールが良好になればなるほど、神経障害の発症・進展は少なくなるとの報告があります。このことより、神経障害発症の予防には、良好な血糖コントロールを維持することが必要です。