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腎臓内科医の診療日記⑰

名古屋の夏がまたやってきた。7月末まで続いた今年の梅雨は、晴れ間がみえない日が記録的に続いていたそうである。雨ばかりでバイクに乗れないので、早く夏らしい日が来てくれるといいなと思っていたが、いざ夏が始まってみると、今度は暑すぎて乗れない。名古屋の夏は他の地域に比べて湿度も高いのが特徴で、新幹線に乗ってきた東京の人が名古屋駅のホームに降り立った時に、ベタベタにまとわりつく空気を感じて、ああ名古屋に来たな、と思うそうである。もうちょっと気持ちの良いオモテナシが出来るとよいのだけれど。2年連続、魅力のナントカ都市ナンバー1となってしまった事については、実際に住んでいる名古屋人も、そんなものだろうと諦めている。ああ名古屋。日本の真ん中にあるので、ディズニーランドにもUSJにも、行くのは便利だぞ。

こういう暑い時は、大抵ヤル気が起きない。子供の頃、習い事をイヤイヤ習わされていた時に、ヤル気を出しなさいと言われて、嫌な事をヤル気があるフリをしながらやっていたが、本当に無茶な話である。出るわけがない。やる気が出ない時は、何をやっても効率が悪いし、上達もしない。本当の気持ちにウソをついていると、いつの間にか自分の好きな事もわからなくなってしまう。人間は基本的にはやりたい事をやって、ヤリタクナイ事は必要最低限だけやればよいのだ、と思う。けれども、やりたくないけれど、やらなければいけない事も、やっぱりある。自分の仕事でいうと、面倒な書類の作成がそうである。私の場合は、午前中の早い時間は面倒な仕事でも、比較的効率がよい。また、喫茶店など普段と違う場所で作業をするのもはかどる。そういう、自分なりに効率的な時間帯や場所などをみつけて、そこで済ませてしまう。運動習慣もあった方がよい。体を動かさないと、いろいろな事が面倒くさくなっていく。逆にそうなってしまったら、とにかく有酸素運動を継続してみる事である。そうすれば、少しずつ変わっていく。このあたりは経験した人にしかわからないので、騙されたと思ってやってみるしかない。

自分が経験的につかんだ人生のコツみたいなものは、自分の子供たちに早めに伝えて、若いうちから実践してほしいと思うのが親ゴコロである。しかし、大抵、子供は親の言う事を聞かない。反抗期を過ぎたとしても、その頃には父親の立ち位置自体が微妙になっており、やはり父親の話なんか真面目に聞かない。そこで、こうやって文章にでも残しておけば、私が死んだあとにでも、ちょっとは素直に聞いてくれる時がくるかもしれない。あ、まだ当分死ぬつもりはないので、それでは遅いか。俺の話を聞け~、という歌があったな。